カイカイキキ ギャラリーに行ってきた


会社を定時で上がってスタコラと行ってきました。
秋葉原から日比谷線で1本、広尾駅から徒歩10分弱といったところです。
http://gallery-kaikaikiki.com/category/urgent-notice/
内容はこちら。んで、見てもらえば分かるんですが、Tony氏、KEI氏、大槍氏、とそうそうたるメンバーが模写をしてるわけです。
もちろんそれぞれの画風でね。

エントランス入って最初に記帳。
続いて靴を脱いで畳の間の一番奥にあるキッチン(画像一番上の部分)に荷物を預けて番号札(黄色82)を貰う。
畳の間では壁にTony氏の絵が都合5枚飾ってあり、色調を色々と試した結果が一つずつ飾ってある。
顔のUP4枚でいずれも瞳の色合いや肌の質感が細かく違う。1枚は、全身像で僕より絵が大きかった。淡い色調で塗ってあった。
畳の上には無造作にTony氏、KEI氏、大槍氏の同人誌、画集、等が都合50冊ぐらい置いてあり、自由に読んでOKだった。
ソノ中には後述のA3クリアポケットのファイルもありました。
さて、Tony氏の色調試行錯誤見本を堪能した後は、靴を履き直してコンクリート打ちっぱなしのギャラリーに移動。上の地図エントランスから時計周りにKEI氏、大槍氏、Tony氏、村上氏、色見本たくさん。という感じ。
本当に試行錯誤して作られたんだなぁ。ってのが良くわかる。
昔の画の完璧な贋作を作ることを目指してたそうで、下地に金、白、ジェッソにニカワ、ジョルメをそれぞれ塗って寝かした状態とか、様々な色をミックスして今の色を作り出したとか。この業界の人なら大変勉強になる資料が壁一面に展示してあった。
各絵画は、それぞれ高さ2m、幅1m弱、とかなり大きく、等身大の女性が描いてある。
んで、上記3者の絵なんだが、やはり個々人の個性ってのが思いっきり出てましたね。
Tony氏は和風美人を描いてた。また、唯一人、具をしっかり描いてた。
大槍氏は足や手の指先とかの動きに気を使って何度も書き直していつもの指になってた。影を付けてスジをうっすら付けてた。
KEI氏のは一番線がハッキリしてて、また色がビビッドだった。スジはなし。ツンツルテン
こういった所もその人の性格っていうか個性が出ますね。
どこで艶を表現するのに重きを置いているのか、ということなんですけど。
むふーっと堪能した後は、カバンを受取って帰るかな、と畳の間に戻ったら、クローク(キッチンだけどね)に長い行列が。
んで、さっきはチラ見しかしてなかったA3のクリアポケット付バインダーを見てみる。
これまた畳の上に無造作に置いてあるんですが、右からKEIVer.製作日誌、大槍Ver.製作日誌、TonyVer.製作日誌、とそれぞれバインダーの表紙に書いてある。
畳みにしゃがみこんで皆読んでた(とてもじゃないが持ち上げられない)んで、中央の大槍Ver.の後ろに立って3誌一度に目を通しながら、大槍Ver.が空くのを待ちました。
普通に手書きメモの連絡や、1月10日に何をしただの、書いてあって、スタッフの携帯番号メモが普通に目に留まるところに入ってたりしました。
そんな中、村上氏が陣頭指揮を取った上で、ペイントチームが大槍氏の線画に着色をするわけですが、お尻の線が前に出すぎ!大槍氏の絵はもっとこうふわっと柔かくなんだよ!って激をメモ上で飛ばしてて、見本として画集のカラーコピーが添付されてたりしました。
大槍氏のモノクロ線画があるんですが、腕から先の指先までと、すねから足の指先までがリテイク出されたみたいで、本来の線画は黒インク、訂正箇所は赤インクで差し替えられてました。
当然、バインダーの裏のほうに色見本とかの縮小コピーが入ってるわけですが、モノクロ線画とカラー着色見本をページ行ったり来たり、自由に堪能しました。ペインターさんたち凄ぇ!
でもな、色見本とか修正指示の直し後の控えとかの片隅に一人9hr(時間)x6とか、一人で負担すると21hrだが二人でやれば10.5hrとか、生々しい現場の声というか、雰囲気が重く伝わってきましたね。
大槍氏Ver.製作日誌を読み終わったところでクロークの列がはけてたのでカバンを受けとって退出しました。
いやー、久しぶりに美術ってのを堪能しました。昔はボストン美術館に4日間通いつめてルネッサンス時代の絵画を見まくったりしてたからねぇ。今度、上野の美術館あたりに行ってみるかな。
なお、客層ですが、関係者の方々、オタクイラストレーターのファンの方々、美術を勉強or仕事にされてる方々、に大別できましたね。つか、分かり易すぎる(w
そんな中、背広上着着てるのが盗撮を見張ってるスタッフ以外は、僕だけでかなり浮いてましたね(^^;


閑話休題

今日の晩ごはん

母が週末に(以下略)

では、オヤス。
みなさん良い週末を!