オーディオ業界について憂いてみる

春のイベントが中止になったそうで。
中止の理由も明確にされてない。
僕の予想では、東京モーターショーよりも北京モーターショーに世界のメーカーが力を入れ始めたように、北京オーディオショーに各国のブランドがシフトし始めたからじゃないかなと思う。
他に、国内のオーディオ単価は高いけど、かなりの部分が日本代理店による中間マージンに締められているので、メーカーには関係のない利鞘だけが増えててメーカーに旨味がない。
値段が高いので売れない、何個も売れないから1個あたりの利率を上げるために単価を上げる、更に売れなくなる、の繰り返しになって、インフラを起こしてる。
それでも日本だと雑誌編集部と仲良くしてれば売れるから、新ブランドが日本に現れては消えていく。
さて、前置きが長くなりましたが、昨今の超円高状態から円安の状態に一気に外国為替相場の変動がありました。それでも円高であるのは変わりないのですが、円安になったからと、各オーディオブランドが値上げに踏み切ってるのが納得いかない。
円高になって値下げしましたか?してないよね?(アコースティックアーツなど一部のブランドは値下げしました)
それまで超円高であっても値下げせずに、ちょっと円安になっただけで大幅に値上げだけするってのは、いかがなものかと思う。
こんなんじゃ、オーディオにますます手を出しにくくなりますよ。
今のオーディオの常連さんたちだって10年後には引退でしょうから、その時どうするのか?考えてみて欲しい。
1年に数個売れば生活できるぐらいに、いま以上に価格を高騰させて芸術品の域に行くのか、数を売るために今の営業態度を改めるか。もう答えを出さないとマズいんじゃないの?

と、まぁ、今日の夕方にお茶の水から秋葉原にかけて、各店舗を見回って強く思った次第ですよ。

5555の1階のヘッドフォンがなくなってて何処に行きたいのか不明瞭だし、テレオンさんの中古も新品もサッパリな感じにも関わらず店員が4人も暇そうにしてたり、ユニオンさんは店員さんが火事の様子を見に行ってしまって留守番一人になってたし、接客商売を完全に舐めてるとしか言いようがないですね。昔からの悪い慣習ですが、もう目を覚ましましょうよ。