久しぶりに

オーディオネタなんぞを(挨拶

先日、A田師匠にオススメのヘッドフォンアンプimAmpを薦めた所、見事に釣れました(w
まぁ、このアンプの内部にはオペアンプというIC回路が入っておりまして、このオペアンプ、ほぼ全ての音響装置に内蔵されております。
んで、現時点でA田師匠は上記アンプの慣らし運転をしつつ、更に良い音に改良すべく、オペアンプの交換を目論んでおります。
上記アンプのメーカーも最初から付け替えを推奨してるわ、付け替え方法をHPで詳しく教えてるくらいですからね。
つまり、アリストのカタログに元からレーシング用のサスが載ってるのと一緒で、ユーザーとしては最初から付けとけよってパーツがショボイ代わりに小売値段が抑えられている&ユーザーの自由度が確保されているということなんですけどね。
んで、上記オペアンプなんですが、僕が以前修理したQuadの306というパワーアンプにも当然入ってます。
このときは、海外から回路図を入手して若松通商オペアンプを購入し、同一品(TLC271CP)の低ノイズ選別品(TLC271ACP)(¥105/1個 x 2個)と交換しました。

今回、これを外して超有名なバーブラウン製のオペアンプと入れ替えました。
いやー、以前から考えてはいたんですが、機が無かったんで今までやってませんでした。また、今回、A田師匠がオペアンプ交換をすることを前提に動いてらっしゃるんで、先にやって参考にでもなればってのもあります。
外した後は、本来、上記新たなオペアンプを挿してハンダ付けするだけですが、今後のことを考えると簡単に元に戻せた方が良いな、と考え、下駄をはかせることにしました。

こちらを基板にハンダ付すると、以後、オペアンプがハンダ不要で抜き差しが可能になるアダプタです。上記imAmpには元から付けられております。
この部品単体は、秋月電子店頭で金メッキ品が1個21円でした。(2個購入)
んで、ハンダ付した後の熱が引いた後に、バーブラウン製のオペアンプを実装。

秋月電子で購入したOPA277AP(¥170/個 x 2個)です。各店舗で値段のバラつきが凄くて笑いました。(若松¥346/個、サンエレクトロ¥360/個)
現在、慣らし運転中(エージング中)ですが、
音量を2db下げました。(S/N比向上)
分解能力が高くなった。(キレが良くなった。)
プラシーボ効果が混ざってるとは思いますが、¥105/個のオペアンプから他店では¥400弱/個で売ってるオペアンプに変えただけの違いはあります。
しかしながら電源入れた時のポップノイズは増大しました。
最後のが残念な所ですが、終段のトランジスタが逝ってるのが原因っぽいんで、これは後日改めて調査します。
一応、千石電商1階奥の工具コーナーでICチップの抜き取り工具も購入してあります。この店が最安値で¥350でした。
ラジオペンチでも代用が可能ですが、一本持っておくと便利っぽいんで購入。
なお、上記OPA277APは2個で¥340でしたが、他に、シリーズ品として工業用のOPA177GPの2個¥250てのもありました。
しかしながら、2個で¥90の差だったら、より低ノイズ品を購入するかって感じで購入を判断しました。
また、今回購入した品が他店で1個¥400弱で販売されてるって事実も後押しとなりました。(若松さんではOPA177GPも¥514/個ではありますがねw)
他に、候補としては、いずれもバーブラウン製で、OPA134、OPA604、OPA227、OPA27、もありました。ただ、これらは全て1個400円以上と、中途半端な値段ならばもっと上に行った方が良いんじゃね?って感じがして、今回は「とりあえず」として2個500円の予算の範囲内で購入を決めました。(下駄を履かせたのも「今後のことを考えて」ですのでw)
以下、A田師匠用メモ。
オペアンプの交換での注意点としては、抜き取り工具は専用ツールだけあって便利。
ハンダを吸い取った後はエタノールを染み込ませた綿棒でクリーニングした方が良い。(imAmpには該当しません。)
新たなオペアンプをソケットに挿すときは、片側4本の足をまずソケットに挿し、次いで残り4本の足を指の先で内側に押し込みながらソケットに挿し込むとスムーズに8本の足全てが入ります。
8本の足全部がソケットに入ったら、ギュッと押し込むのを忘れずに。
基板屋で静電気とかを帯電しない青いビニール袋を購入し、シリカゲルと一緒に使わないオペアンプをしまうと吉。
オペアンプで同じ型番が付いていても最後のアルファベットで値段が違うことが良くある。Aが付いてる場合、大抵「選別品」という他より厳しいテストをパスした品であることが多い(ただし他より2割くらい値段が高め)ので、こちらをオススメ。
オペアンプには、SOPタイプとDIPタイプがあるが、imAmpはDIPタイプのみ対応。SOPは、低消費電力、低コスト、を謳って作成・販売されてるので変換基板を噛まさないと刺さらないので余計な出費が増えるので注意。
オススメショップ順>秋月電子>サンエレクトロ>千石>マルツパーツ>若松。
若松さんは取り扱い種類が豊富。ただし値段が高い。
ネットとかで調査の上、とりあえず使ってみたいオペアンプを確定してから各店舗の値段を調べるのが宜しいかと。
上記5店舗はいずれも日曜祭日営業してるので週末に秋葉原を訪れても安心です。また、通販もやってます。
ただし、各店舗を訪れる前にかならず型番と値段を控えてから行くこと。OPA277だっけ?OPA227だっけ?ということになりかねませんのでね(ちなみに両型番とも実在するので厄介w)
Quad306はシングル回路のオペアンプ2つ必要でしたが、imAmpはデュアル回路のオペアンプが1つ必要です。
現在、購入を検討されてるでしょうが、往々にして見る限り、シングル回路オペアンプを2つ購入して、シングル2つをデュアルに強制変換する下駄を咬ませると音的にベターというレビューをそこかしこで見ました。参考にしてくださいw
何か質問あればドゾー